沖縄本島と鹿児島、阪神航路をつなぐマルエーフェリー社(有村和晃社長)は7月31日、車いす利用者の乗下船をサポートする福祉車両を導入した。車いすごと利用者1人が乗車でき、職員の運転で待合所からエレベーター前まで移動する。

車いすのまま乗車できる福祉車両のデモンストレーション=那覇市港町、那覇新港フェリーターミナル

 那覇と奄美群島には搭乗橋(ボーディングブリッジ)が整備されていないため、車いす利用者は貨物搬入口から乗船し、船内エレベーターまで移動する必要があった。

 同社の3フェリーに各1台ずつ配置。常時乗船させ、寄港先で利用できる。利用希望者は2日前までの予約が必要。

 31日は、車いす利用者で伊平屋島出身の仲地由衣さん(22)がデモンストレーションに参加。「フェリーの搬入口は大きな貨物車が横を通ったりして怖かった。福祉車両導入の動きが広がると行動しやすくなる」と喜んでいた。

 同社沖縄支店の新垣清徳支店長は「バリアフリーで便利になった船旅を楽しんでほしい」と呼び掛けた。