沖縄地方は1日、太平洋高気圧に覆われて気温が上がり、久米島空港では午後1時半に最高気温35・2度を記録した。2003年の観測以来、同地点で35度の猛暑日を記録するのは初めて。また久米島町謝名堂では午後2時52分に34・8度を観測し、1958年の観測以来、史上最高気温を更新した。猛暑が続く中、県内では7月24~30日の1週間で少なくとも95人が熱中症で救急搬送された。

差すような日差しにはためく「雨乞」ののぼり=伊江村東江前

 名護市では午後2時21分に34・9度を観測し、今年最高を更新。渡嘉敷や北大東など4地点でも今年最高の暑さとなった。消防庁は、全国で7月24日からの1週間に8人が熱中症で搬送され死亡したとの速報値を発表。沖縄で死亡者はいなかった。

農家のため雨乞い 伊江島

 「雨乞」の珍しいのぼり旗が、伊江島の強い日差しの下ではためいている。「サトウキビ農家に干ばつは大敵」と、JAおきなわ伊江支店の製糖工場が7月下旬から立てている。

 2013年の干ばつで、村が雨乞いをした時に作った。「何もないよりは」という奇策だったが、不思議と雨が降った。以後、「20日ほどまとまって降らないと立てている」と同工場の友寄孝明さん。すっかり定着し、毎年、のぼりのお世話になってきた。「農家のためにも」と降雨を待ち望む。