国立沖縄工業高等専門学校の伊東繁校長が20日、県庁に翁長雄志知事を訪ね、月桃など沖縄にある植物から精油を抽出し、商品化することで新たな農産業の開拓を目指す取り組み「沖縄県アロマアイランド構想」を紹介した。瞬間的に植物を高圧処理する沖縄高専の技術を活用し、2015年度から西表島と名護市で実用化に向けた実証実験を行う予定。

翁長雄志知事(右)に沖縄高専の取り組みを紹介する伊東繁校長=20日、県庁

 伊東校長は沖縄の製糖産業はTPPの影響でかなりの打撃を受けると指摘。「サトウキビに依存しない生産という意味で、沖縄の月桃はビジネスになる」と話した。

 今後、調査研究によって生産量の確保など実用化が進めば、アロマオイルなどの需要が高い欧州に輸出することも視野に沖縄の産業安定化を図るという。

 翁長知事は「月桃は殺菌力や化粧品などでもよく知られている」とし、実用化に期待感を示した。