名護市辺野古の新基地建設に反対する県選出の野党国会議員や県議会与党会派、市民団体でつくる「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」は21日、建設に向けた作業を進める政府に対する抗議集会を名護市瀬嵩の浜で開き、3900人(主催者発表)が参加した。翁長雄志知事の代理として県首脳で初めて集会に出席した安慶田光男副知事は「翁長知事が近いうちに必ず最大の決意、決断をする時期が来る」と発言、新基地建設阻止に向けた知事権限の行使を示唆した。

新基地建設反対を訴え、手を取り合ってガンバロー三唱で気勢を上げる集会参加者 =21日午後2時41分、名護市瀬嵩(金城健太撮影)

 安慶田副知事は集会での発言後に記者団の取材に応じたが、最大の決断の内容は「近いうちに知事が会見をするので待っていてほしい」と述べるにとどめた。

 県は新基地建設の作業を進める国に対し、壊れたサンゴの原状回復と作業の一時停止を月内にも求め、対応次第で岩礁破砕の許可取り消しを検討している。安慶田副知事の発言は岩礁破砕をめぐる対応を念頭にしているとみられる。

 辺野古周辺での大規模な集会は2月22日に続き4回目で、沖縄防衛局が海底を掘削するボーリング調査を再開してからは初となる。

 会場となった瀬嵩の浜は沖縄防衛局の海上作業が進む大浦湾を望む。海をバックにして設置された舞台の上では実行委の共同代表を務める県選出の野党国会議員や市民団体、地元住民らが「この海は日米両政府ではなくウチナーンチュの海だ」「建設断念まで闘おう」と団結を誓った。

 海上では午前中に国会議員、県議らが海上行動で建設中止を訴えた。連日、国の作業に抗議している市民らの船団、カヌー隊は集会参加者とエールを交換。集会中に市民が海上保安庁に拘束される場面もあったが、その後に解放された。

 実行委員会は4月28日にキャンプ・シュワブゲート前で数千人規模の5度目の集会を開き、5月17日には沖縄セルラースタジアム那覇で万人規模の決起大会を開く。

※集会は30分過ぎから始まります。安慶田副知事の発言は1:13:11から。