【久高泰子通信員】パリ在住の剛柔流空手家・大城善栄さん(61)=八段、那覇市出身=が1月10日、仏国スポーツ省に属する「仏国空手道連盟」から、最高栄誉の勲章である「金十字」メダルを授与された。フランス空手界に空手道の指導と発展に貢献した業績が認められた。

「金十字」メダルを授与された大城善栄さん

 空手連盟には23万人の空手家が属していて、最高勲章のメダルをこれまでに授与された日本人は6人ほどで、県出身は大城さんだけ。連盟は世界大会をはじめ、講習会など多くの空手関係のイベントを主催している。

 大城さんは、30年前に渡仏。それ以来、空手指導に励み、精魂を注いできた。剛柔流国際空手古武道連盟欧州本部長、仏国空手道連盟剛柔流の責任者で、仏国スポーツ省空手段級審査委員会委員を務める。

 今ではフランスをはじめ、スイス、イタリア、ドイツ、ポルトガル、ロシア、インドあたりまで弟子がいる。30以上のクラブを持ち、直接仏国内で指導しているのは150人以上、仏国内には千人以上の弟子がいて、他国を合わせると約2千人以上の生徒がいる。セミナーや研修会活動で忙しく飛び回っている。

 大城さんは「今まで指導いただいた先生方の志を大事に、空手を通して世界の人たちと触れ合い、交流し、視野を広く持ってほしい。弟子たちを養成し、後世に沖縄空手の素晴らしさ、魅力を伝えていきたい」と語る。