観光客が遊泳に訪れる沖縄県宮古島市の「砂山ビーチ」でビーチパラソルの貸し出しなどをしている業者が中国人のみ料金を10倍に設定していたことが3日、分かった。「差別ではないか」との意見が市に寄せられ、市は先月18日以降、複数回業者を注意。業者は2日に看板を撤去した。

「中国人のみ2万円」との値段設定で業者がビーチに設置していた看板

 業者の男性は本紙取材に「1人用の椅子に5人が座って壊したりと中国人観光客はマナーが悪い。差別の意思はない」とし、今後は「態度を見ながら貸し出しを判断する」と話した。

 業者が設定するビーチパラソルの料金は看板に2千円と書かれているが、少し離れた場所の看板には「中国人のみ2万円」と記されていた。

 男性は「14年前から営業しているが、言葉が通じないので壊されても弁償するよう言うこともできない。何年も我慢してきたが、今年は貸したくないので2週間前に値段を2万円に変えた」と話した。

 市の担当者は「本人に差別意識がなくても表現の仕方に問題がある。海外からの観光客が、今後も伸びる中、皆が安心して楽しめるよう環境を整備していく」と話した。