原子力規制委員会の更田豊志委員長代理は4日、東京電力福島第1原発を視察した。終了後、報道陣に対し、4号機近くの地下水位が一時低下し、原子炉建屋地下の汚染水の水位と逆転して汚染水が漏えいする恐れがあったことについて「連絡の遅れは東電の姿勢に関わる問題だ。水位の逆転は最も恐れていることの一つだ」と述べ、東電を厳しく批判した。

 東京電力福島第1原発を視察し、記者の質問に答える原子力規制委の更田豊志委員長代理=4日午後、福島県大熊町

 建屋地下にたまる高濃度汚染水の漏えいを防ぐため、周辺の井戸を使って地下水位が汚染水より高くなるよう調節している。2日午後6時半ごろ、井戸の水位が低下した警報が鳴ったが、東電は水位計の故障と誤って判断し、現場の確認もせず、公表が遅れた。(共同通信)