那覇市立安謝小学校(徳元哲博校長)で24日、卒業式があり、6年生91人が手作りしたバラのコサージュを開式前に親の胸に付けた。晴れの日の「サプライズ」にしたいと、親には内緒にして授業で制作に励み、日ごろの感謝の気持ちを込めて贈った。我が子がズボンやパーカーのポケットから取り出した予想外のプレゼントに、親たちは喜んだ。

卒業式を前に、手作りしたバラのコサージュを親の胸に付ける6年生=24日、那覇市・安謝小学校

 6年生は3日、技能士9人に教わり1時間半、手を動かした。バラの造花を分解した後、金具に接着剤で葉やリボン、花を貼り、ビーズをあしらい仕上げた。

 1組の酒見春香さんに付けてもらった父の洋一さん(47)は「びっくりしました」と笑顔。「入学してすぐに妻を病気で亡くしたが、娘は頑張って大きく育ってくれた」と感慨深げに語った。

 2組の照屋勇太君から贈られた母の真由美さん(43)は「普段あまり言葉で気持ちを表さない子なのでうれしい。中学でも好きな野球に打ち込んでほしい」とエールを送った。

 3組の武村盛良君からもらった母の博子さん(46)は「こんなに凝った物がもらえるなんて、いい記念になった。中学の入学式に着けて行きます」と大事そうに見つめた。