国土交通省が全国の小中学生を対象に催した「土砂災害防止に関する絵画」の2014年度コンクールで、石垣市立登野城小学校4年生の砂川耀一郎君の絵が、応募3184点から銀賞に当たる優秀賞15点の一つに選ばれた。県内小学生の同賞受賞は初めて。

賞状と作品を手に、受賞を喜ぶ砂川耀一郎君(左)と父の徳久さん=25日、県庁

 砂川君は昨年8月、多くの犠牲者が出た広島市の土砂災害をテレビで見た。「たくさんの人たちが困っている。大変だ」と思い、絵で注意を呼び掛けようと夏休み中に描き上げた。

 土石流が家や車をのみ込み、ふもとに救急車と重機が駆け付けて救助する様子を水彩画で表現。山には悲しそうな目と口を描き、「大切な命を守ろう!!」と記した。父親の徳久さん(42)は専業農家。砂川君は畑の土を一握りだけ取って水に溶かし、指で紙にこすり付ける工夫も凝らした。

 25日に県庁で表彰式があり、土木建築部の末吉幸満部長から賞状を受け取った。喜びの表情を浮かべ、地元石垣島の土砂災害危険箇所も「これから勉強したい」と意欲を見せた。