国の強制隔離政策で、差別や偏見に苦しんだハンセン病患者の歴史を伝える国立療養所沖縄愛楽園(名護市)の「交流会館」が完成し、26日の記念式典に関係者ら約100人が出席し、当時の様子を伝える写真や証言などに見入った。さらに展示物をそろえ、6月1日から一般公開される。

プレオープンした沖縄愛楽園交流会館。戦後作られた米軍払い下げのコンセット病棟も再現された=26日、名護市・沖縄愛楽園

 1階の常設展は、療養所ができる前に、差別を恐れて集落から離れた海岸などに患者が隠れるように住んだかやぶき小屋や、戦後、米軍払い下げの資材で建てたコンセット病棟なども再現されている。

 子どもを産むことを禁じられ、強制的に断種・妊娠中絶が行われたことなど、入所者の証言もつづられている。2階には、映像資料の閲覧室や交流スペースなどを設けている。