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  • 2014年の泡盛総出荷量は2万21キロリットルで10年連続の減少
  • 県酒造組合は「古酒の割高感が解消できてない」などと分析
  • 古酒フェスや若者向けイベント、新商品開発で巻き返す考え

 沖縄県酒造組合(玉那覇美佐子会長)が26日に発表した2014年の泡盛総出荷量(アルコール度数30度換算)は2万21キロリットルで、13年に比べて3・1%減り、10年連続の減少となった。県内、県外の出荷ともに落ち込んだ。ピークだった04年の2万7688キロリットルから全体で27・7%減り、県外向けの出荷量も半減している。

泡盛出荷量の推移

 泡盛は焼酎ブームや沖縄ブームを背景に04年にピークを迎えたが、若者のアルコール離れなどで需要は低迷し、県外への販路拡大も進んでいない。

 又吉良秀専務は「業界として極めて危機意識を持っている」と語り、「古酒の割高感が解消できていない。戦略を再構築する必要がある」と、新事業の必要性を強調した。

 玉那覇会長は「世界遺産も含め、世界に名だたる銘酒を目指し、県民と意識を共有したい」と意気込んだ。

 現状打開を目指す組合は古酒の魅力をアピールする古酒フェスタと、若者をターゲットにした泡盛フェスタの県内外での開催を新たな事業に盛り込んだ。幅広い飲み方を提案するカクテル、リキュール類の開発などにも取り組む。消費者だけではなく、居酒屋や小売りの業者などに向けたセミナーなどで情報発信を充実させ、関係機関との連携を強化する。