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  • 南西石油は親会社の日本撤退に伴い西原精油所を閉鎖。時期は未定
  • ガソリンなどの供給・配送機能は残るので、県内の供給体制は維持
  • 従業員は約200人いるが、一定の解雇は避けられない見通し

 石油精製・販売の南西石油(西原町、リンコン・シオジロ・イシカワ社長)は27日までに沖縄県内唯一の石油精製施設・西原製油所を閉鎖することを決めた。親会社でブラジル国営石油会社ペトロブラスの日本撤退に伴う事業整理の一環。閉鎖時期は未定。製油所は不採算状態にあるため段階的に縮小し、ガソリンなどを供給・配送する拠点(ターミナル)に移行。安定供給や採算の見通しを立てた後、他社に売却する方針。複数の外資系企業が買収に興味を示しているという。

南西石油=2010年7月

 ターミナル機能が維持されることで県内の石油供給体制は維持される。同社は従業員約200人の雇用対策を講じるとしているが、一定の解雇は避けられない見通しだ。

 リンコン社長は27日、西原町役場で上間明町長と面談し「親会社の決定で閉鎖時期は明示できないが、県経済に悪影響がでないよう最善を尽くす」などと説明した。方針は県や中城村、沖縄総合事務局にも伝えられている。

 親会社のペトロブラスも今月、経済産業省に日本から撤退する方針を説明。所管する資源エネルギー庁は「沖縄の石油の安定供給、雇用問題などに一切の混乱を生じさせてはならない」と指導した。