高校野球の第62回県春季大会第7日は28日、沖縄セルラースタジアム那覇など2球場で3回戦4試合を行い、中部商業、豊見城、宮古、石川が8強入りした。

西原-中部商 2回裏中部商無死、根保飛翼が左越え先制本塁打を放つ=沖縄セルラースタジアム那覇(金城健太撮影)

 中部商は本塁打2本を含む長打攻勢で、西原に6-2で勝利した。豊見城は相手先発の制球難に乗じて攻め立て、那覇西を11-2の七回コールドで退けた。

 宮古は五回までに3点を奪い、投げてはエース松川竜之丞が完封し、前原を3-0で下した。石川は0-0の八回、徳山煌汰の中前適時打などで2点を奪い、美来工科を2-0で破った。浜川優馬が完封した。

 第8日は29日、同球場などで3回戦4試合を行う。

 ■ひと冬越え 打撃光る

 秋春連覇を目指す第1シードの中部商業が柵越え2本を含む長打攻勢で西原を振り切り8強に進んだ。

 昨秋は投手を中心に堅い守りで勝ち上がったが、ひと冬越え、打撃も一段とすごみを増した。

 二回、先頭の4番根保飛翼主将が初球の直球をうまく捉えると、打球はレフト方向へぐんぐん伸びて、ソロ本塁打。ガッツポーズでベースを回り「(相手投手は)ストライク先行だった。狙っていた」と会心の一打を喜んだ。

 チームは冬場に徹底してバットを振り込み、飛距離がアップした。昨秋の九州大会で九州学院(熊本)の鋭い振りの前に本塁打を含む8本の長打を許し大敗。悔しさをバネにチーム一丸で打撃向上に取り組んできた。

 四回にも5番喜舎場大地が「公式戦で初めて」と左越えツーラン。この回さらに9番城間直斗に2点適時打が出て5点目を挙げた。八回にも1点を追加。西原の左右4投手から長打5本を含む10安打と攻略し、主導権を渡さなかった。

 順当に8強に進み、宮城隼人監督は「本塁打でチームが勢いに乗った」とたたえた。(粟国祥輔)