【堀江剛史通信員】県人会(島袋栄喜会長)主催の『第10回さんしんの日』が1日、サンパウロ市の本部会館であった。歌や踊りなど10演目が繰り広げられ、約400人が故郷の音色に耳を澄ませた。

「さんしんの日」で会場を盛り上げた合唱=1日、サンパウロ市

 野村流古典音楽協会、同流古典音楽保存会、琉球民謡協会、琉球民謡保存会の4団体のブラジル支部が共催。琉球筝曲興陽会ブラジル支部、ブラジル沖縄舞踊協会など多数団体が協力出演した。

 約50人による恒例「かぎやで風節」で開幕。三線や民謡はじめ、女性2人が黄金の扇子を手に舞う「鷲の鳥」や、10代の若手4人が1年の特訓の成果を披露した「秋の踊り」など舞踊も充実していた。

 琉球民謡保存会ブラジル支部による合唱では、明るい曲調の「パラダイスうるま島」にあわせて玉城流てだ伯洋の会や具志堅洋子琉舞道場が「めでたい節」が舞台に花を添えた。来場者らは、友人や子どもの晴れ舞台をビデオに収めたり、手拍子で参加したりと笑顔を見せていた。

 照屋ロザナさん(49)=2世=は「1世がどんどん亡くなっていくので2世が伝統を継いでいかなければ。先祖の文化を忘れちゃいけない」と話していた。