2017年(平成29年) 11月25日

沖縄タイムス+プラス ニュース

オスプレイ、普天間配備24機のうち2機墜落の異常事態

 「オスプレイは沖縄に限らず世界中で飛んでおり、軍の方針だ」。オーストラリア沖でのオスプレイ墜落に対する県の抗議に、ニコルソン四軍調整官は謝罪もせず、開き直るような言葉を言い放った。この8カ月間で、普天間飛行場所属のオスプレイ24機のうち3機が事故を起こし、最も重大な「クラスA」の墜落は2回という異常事態になっている。にもかかわらず無責任で県民への侮辱的な発言を繰り返す在沖米軍トップに対し、危険と隣り合わせの住民はあきれ、怒りを募らせた。

(資料写真)民家の屋根をかするように低空飛行するオスプレイ=2013年、沖縄県宜野座村

 宜野湾市野嵩3区の花城君子自治会長(72)は「墜落事故が起こった後もすぐに飛行し、自粛要請も無視した。県民を何だと思っているのか」と憤慨。軍の論理をむき出しにする発言には「県民の心情を逆なでしているとしか思えず、許せない。早く普天間をなくしてほしい」と語気を強めた。

 普天間にオスプレイが配備された2012年から毎朝、野嵩ゲート前で抗議行動を続ける「わんから市民の会」の赤嶺和伸共同代表(63)は「米軍の中で、72年間続く占領意識は全く変わっていない」と強調。「とんでもない航空機だという事実を国民、県民も分かったはずだ。沈黙せず何度でもおかしいと声を上げ続けることが大切だ」と話した。

 東村高江区では、米軍北部訓練場内のヘリパッドでオスプレイが離着陸訓練を繰り返し、低空飛行で集落上空を飛び回る。仲嶺久美子区長は「原因が究明されていないのにオスプレイが飛び、区民は不安になっている。区民としては飛行自粛じゃない。もうオスプレイは飛ばないでほしい」と訴えた。

 名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に抗議する市民からも怒りの声が上がった。うるま市の元小学校教諭、小橋川共行さん(74)は「謝罪もないのは、全ての人命を軽視する軍隊の本質だ」と指摘。「宮森小への戦闘機墜落のような大惨事を防ぐためにも、オスプレイは沖縄から追い出さないといけない」と訴えた。

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