2013年のミス沖縄を務めた又吉芽生(めい)さん(22)も、4月から県内の銀行に入社する。就職活動に出遅れ、不安でいっぱいだったという又吉さん。「悔いのないようしっかり準備して」と後輩たちにエールを送る。

就活生にエールを送る元ミス沖縄の又吉芽生さん=3月27日、沖縄タイムス社

就活体験を語る又吉芽生さん=3月27日、沖縄タイムス社

選挙街頭啓発で通行人に投票へ行くよう呼びかける、ミス沖縄の又吉芽生さん=2013年07月19日

就活生にエールを送る元ミス沖縄の又吉芽生さん=3月27日、沖縄タイムス社 就活体験を語る又吉芽生さん=3月27日、沖縄タイムス社 選挙街頭啓発で通行人に投票へ行くよう呼びかける、ミス沖縄の又吉芽生さん=2013年07月19日

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 観光専門学校1年生だった12年秋にミス沖縄に選ばれ、翌年の1年間務めました。華やかなイメージがありますが、実はとても多忙です。年間150日くらい仕事があり、国内外を飛び回りました。

 仕事は楽しいのですが、出張などでなかなか学校には行けません、欠席することが多く、2年に進級する4月から1年間休学しました。

 ミス沖縄の任期が終わり、休学中の13年12月から就職活動を始めたのですが、何をしたらいいのか分かりません。私のコースは2年制で、みんな1年生の後半には就活準備に入るのですが、その期間がすっぽり抜け落ちていたからです。勧められるまま受けた会社も駄目で、落ち込みました。これではいけないと、自己分析からやり直しました。

 ミス沖縄のころ、観光業界をはじめ、いろいろな企業の方から沖縄の経済や将来像についてお話を聞く機会がありました。そのうちに経済に興味がわいてきたんですね。新聞も読むようになり、銀行志望が強まりました。

 説明会でも面接でも、準備ができている人はキラキラしています。就職活動に運は付きものですが、まずは自分ができることをしっかりしておくことが大切です。

 希望する会社の新聞記事をスクラップしている人に刺激を受け、私も図書館に通って集めるようになりました。沖縄タイムスのニュースサイト「沖縄タイムスプラス」にも、記事検索でずいぶんお世話になりました。自分で会社に足を運んだり、過去記事を調べたり、しっかりした情報を持っていると自信が違います。

 銀行で働く人から直接お話を聞こうと、ミス時代に知り合った人に紹介してもらったり、フェイスブック経由でメッセージを送ったり。こちらから積極的に動くと、どんどん輪が広がります。沖縄では誰かと誰かがつながっているので、人脈は重要ですね。

 ミスの経歴は、必ずしもプラスにばかり評価されるわけではありません。休学する前には仕事で授業を欠席することも多く、面接ではその点を突かれることもありました。その代わり、ミスの仕事は無遅刻無欠席。不利な面を自分のアピールにできるよう、受け答えの訓練を繰り返しました。

 会社説明会では、ほかの学生と友達になって情報共有しました。ライバルではあるけれど、一緒に頑張ろうと励まし合える。本番でも、知り合いがいると心に余裕が生まれます。

 就職活動は大変ですが、自分を見つめたり、人脈を広げたり、貴重な人生体験になります。悔いのないようしっかり準備して、自分の道を見つけてください。