【東京】菅義偉官房長官は1日午後の記者会見で、4、5両日に沖縄県を訪問し、翁長雄志知事と会談したいとの意向を示した。4日に宜野湾市で開かれる米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の返還式典に参加するために来県し、翁長知事と普天間飛行場問題について意見交換する考え。菅氏と翁長知事の会談が実現すれば、昨年12月の翁長知事就任以来、初めてとなる。翁長知事は会談を歓迎し「沖縄県の民意にしっかりと耳を傾けてもらいたいという気持ちで臨む」とした。

(左)菅官房長官との初の会談に向け質問に答える翁長雄志知事=1日午後、那覇市・知事公舎前(右)記者会見する菅官房長官=1日午後、首相官邸

 菅氏は会見で、西普天間住宅地区の返還式に参加する考えを示した上で、「翁長知事に対して普天間飛行場の移設に関する政府の考え方とか、普天間飛行場の危険性除去について、できればお会いさせていただいて意見交換したい」と述べ、会談に意欲を示した。西普天間の跡地利用については「地元から要望のある国際医療拠点構想について全面的に支援したいと思っているので、私も返還式に出席したいと思っている」と述べた。

 1日夕に記者団の取材に応じた翁長知事は、菅氏の意向に対して「機会があれば、いつでも面談したいとずっと言ってきた。これは了解であります」と述べ、会談実現に期待を込めた。

 その上で「辺野古新基地は造らせないとの公約の実現に向けて、全力で取り組む私の考えをしっかり説明し、普天間飛行場問題の解決を求めていきたい」とし、沖縄県民の付託を受けた知事としての考えを率直に菅氏にぶつける考え。