【東京】外務省は1日、仲井真弘多前知事の下で米軍基地問題を担当してきた前県知事公室長の又吉進氏(59)を外務省参与へ任命した。地方自治体の職員OBを外務省参与へ起用するのは極めて異例。

又吉進氏

 菅義偉官房長官は1日の会見で又吉氏が長年米軍基地問題に携わってきたことを強調し、「国際交流や防災分野での米軍との協力に関しても豊富な経験がある。業務をより効果的に推進するために助言を得たい」と任命理由を説明した。

 又吉氏の就任は1日付。勤務は非常勤で、外務省沖縄事務所を拠点にする。任期は来年3月31日までの1年間で、その後の継続も可能。

 又吉氏は県広報課長などを経て、仲井真前知事の下、2008年に知事公室基地対策課長に就任。10年には知事公室長に登用され基地問題に取り組んできた。辺野古への新基地建設に反対する翁長雄志知事の就任後、知事公室参事監に異動。3月31日付で退職した。

 外務省参与は、外務省組織規則56条に基づく職で、「外務省の特に定める重要事項に参与する」こととされている。外務省によると現在、スポーツ外交や科学技術などの分野で計16人が参与に任命されている。