那覇簡裁は2日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で3月31日、公務執行妨害容疑で逮捕された男性について、那覇地検の勾留請求を却下した。男性は同日午後、名護署から釈放された。

 勾留請求は、検察が被疑者や被告が犯罪の証拠隠滅を行う場合や逃亡の恐れがあるときなどの場合、身柄を警察の留置場などに拘束する手続きで、裁判所が請求を認めるか判断を下す。今回簡裁は、証拠隠滅や逃亡の恐れがないとし、請求自体を退ける「却下」と判断したとみられる。

 刑事訴訟法に詳しく、裁判官や検事を務めた釜井景介弁護士は「辺野古や普天間の公務執行妨害のケースでは、地検は供述調書などを周到に準備して請求するはず。却下の判断は想定外だっただろう」と述べた。

 犯罪白書によると、2013年の全国の勾留請求却下率は約1・6%にとどまっている。