沖縄県石垣市大川の市道わきにある古民家を改装した「Cafeレストラン K−house」がパッションフルーツの「グリーンカーテン」で覆われ、観光客らの目を引いている。今年はすでに約200個のパッションフルーツが実り、店で生食やメニューに使っているという。

店舗全体へのパッションフルーツの広がりを楽しみにする伊藤利博さん、こずえさん夫妻=石垣市大川

 店主の伊藤利博さん(52)が2015年、平屋建て瓦ぶきの暑さを解消するために、南側軒下の発泡スチロール容器に苗木1本を植えたのが始まりだ。堆肥や土壌改良剤を施し、妻こずえさん(46)とともに散水などに汗を流した。

 追肥なしでも順調に育ち、根元の主幹の直径は数センチに。昨年は南側の窓や壁板などを茎葉で覆い、今年は屋根にもツルを伸ばした。今では南側の大半が緑に覆われている。

 客にも好評で、利博さんは「時計盤のような珍しい花や風流な果実にカメラを向ける観光客もいる」と笑顔で話す。秋にも結実が期待でき、「実の新活用などに力を入れたい」とこずえさん。夫妻は、ツルや茎葉がさらに西側の壁面や屋根全体に広がることを楽しみにしている。(太田茂通信員)