【平安名純代・米国特約記者】米軍嘉手納基地からシンガポールに向かっていた米海兵隊のFA18Cホーネット戦闘攻撃機2機のうち1機に異常が発生し、台湾南部の台南空港に緊急着陸していたことが2日までに分かった。負傷者や機体の損傷はない。

 米国防総省当局によると1日午後1時ごろ、通常飛行をしていた2機のうち1機にエンジン油圧系統の異常を示すランプが点灯したため、予防措置として緊急着陸した。原因は機材の不調で、米軍側は2日、現地に機材や人員を派遣し、修理に当たっている。

 2機は岩国基地(山口県)に暫定配備されているカリフォルニア州ミラマー基地の所属で、嘉手納にも日常的に飛来して訓練を行っている。2月には嘉手納でも緊急着陸していた。

 一方で米紙ワシントン・タイムズは1日、3月末に中国の爆撃機が台湾近郊で訓練を実施していたことから、今回の緊急着陸は「ワシントンから中国へのメッセージ」の可能性もあるとの見方を伝えている。