沖縄県が、与那原町と西原町にまたがるマリンタウン地区で予定している大型MICE施設について、「2020年9月」に設定していた開業目標を先送りする方向で調整に入ったことが14日までに分かった。MICEの事業計画の実効性を巡り、国と県の議論が折り合っていないことが原因。新たな目標は、8月中に翁長雄志知事と事務方で協議し、建設コストや必要な工期を検討した上で決める。「20年度内」で調整する見通し。

(資料写真)沖縄県庁

 県は、本年度に基本設計と実施設計、18年度から本体工事に着手するスケジュールを描いていた。事業者も既に決定しており、総事業費約513億円のうち8割に国の一括交付金を充てる構想で、国などに財政支援を要請してきた。

 一方、施設の規模やオープン後の採算性などで、県が示す根拠について財政支援をする国は納得しておらず、17年度事業分の交付めどもついていない。このため県は開業時期の目標にこだわるべきではないと判断。今後、県議会、市町村、県民と建設意義を共有する場を設けた上で、改めて年内の交付決定を目指す。(政経部・平島夏実)