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  • イオン沖縄ライカムのテナントが高い時給で従業員を集めている
  • 全体で約3000人必要で、テナントの大半は時給800~1000円
  • 開店当初に限り、最低賃金677円の倍近い時給1200円の店もある

 北中城村のアワセ土地区画整理事業地内で建設が進むイオンモール沖縄ライカムの開店まで約3週間に迫り、準備が大詰めを迎えている。全体で約3千人の採用が必要になる中、テナントの7割が期間限定で時給を増額する「オープン時給」を導入。沖縄県内では異例の「厚待遇」を提示し、人材確保に取り組む。

テーブルごとに、求職者と企業担当者の面接が続いた会場=3日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター

 ライカムには約220店舗が出店予定。3日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで、開店前最後の大規模な合同面接会が開かれ、70社が参加し、約800人が面接に訪れた。面接会は12月から計4回開催。これまでに延べ約2800人が面接に訪れた。

 テナントの募集条件では基本時給800円~1千円が大半を占める。開店から数日~数カ月限定で時給を数百円上乗せするオープン時給を提示するテナントもあり、最低賃金677円の2倍近い1200円も。面接会を運営する担当者によると、テナントの7割がオープン時給を導入しているほか、基本の時給相場も県内ではかなり高額という。

 沖縄労働局はオープン時給について「募集・採用時点で期間や条件が明示されていれば問題ない。期間後の賃下げも不利益な変更にはあたらない」としている。

 丸亀製麺を運営するトリドール(神戸市)では、オープン時給を県内店舗で初めて取り入れた。採用担当者は「同時期に大量の募集がかかるので、時給が他店と比べて見劣りすると面接にすら来ない。オープン時給で応募を増やしたい」と説明する。2社の面接を受けた31歳の女性も「高い時給は魅力的。県内初出店で楽しみもある」と語った。