那覇市など5市町村でつくる那覇採択地区協議会が、来年度から使用される小学校の道徳教科書に「愛国主義的」と批判のある教科書(教育出版)を採択したことに、県教職員組合那覇支部(木本邦広委員長)は14日、那覇市教育委員会を訪れ、採択撤回を求める要請文を手渡した。

沖教組那覇支部の木本邦広委員長(左手前から2人目)が採択撤回を求める要請文を読み上げた=14日、那覇市教委

 同支部は「現首相の写真を文脈とはまったく関係なく掲載し『教育の政治的中立』を侵している」などを理由に、採択の撤回を要請。再審査を行い他社の教科書を採択することや、審議会の設置基準や審議委員、審議経過の早急の公開などを求めた。木本委員長が市教委学校教育部学校教育課の武富剛課長に文書を手渡した。

 武富課長は「採択については協議会でも審議されて、総合的に判断されたものと考えている。教育委員会議でも慎重に協議を行った」と説明。今後の対応は「確認したい」と述べるにとどめた。同支部は15日にも浦添市教委に要請する。