沖縄タイムスの創刊70周年プレ企画、写真展「よみがえる古里~1935年の沖縄」(主催・古謝自治会、沖縄タイムス社、朝日新聞社)が14日、沖縄市の古謝公民館で始まった。来場者は「古謝の歴史が詰まっている」などと声を上げ、82年前の風景に思いをはせた。23日まで。

82年前に撮られた写真に見入る地元の人たち=14日、沖縄市・古謝公民館

 朝日新聞大阪本社で見つかった1935(昭和10)年の旧美里村古謝(現沖縄市)で撮影された写真を中心に、約40点を展示。写真にはサトウキビ作業や黒糖作りの様子など、「模範部落」としての古謝を垣間見ることができる。

 市宮里の池宮城盛基さん(79)は「圧搾機の写真は懐かしい。住んでいた宮城島でも使っていた」と振り返り「苦労なされている農家の人たちを見て、胸がいっぱいになる」と話した。

 福岡県太宰府市から観光で訪れた龍伸二さん(52)は「新聞で見て写真展を知った。昔の風景が、今どの場所なのかも知りたい」と語った。20日午後1時からは当時を知る比屋根朝栄さん(90)と古謝自治会の知念信恒会長、本紙記者によるギャラリートークがある。

 写真展は入場無料。時間は午前9時~午後5時、古謝公民館(沖縄市古謝2の23の1)。臨時駐車場もある。問い合わせは古謝自治会事務所、電話098(938)3911。

◆糸満も22日から

 【糸満】1935年の沖縄写真のうち、撮影地が糸満市内の約60点を展示する「1935沖縄・糸満 写真にみる故郷」が22日~9月1日、糸満市役所1階の市民ホールで開かれる。午前8時半~午後7時。最終日は午後1時まで。土日は見学できない。無料。

 同市教育委員会、沖縄タイムス社、朝日新聞社の共催。問い合わせは同市生涯学習課文化振興係、電話098(840)8163。