沖縄県うるま市宮城島で8月、島にゆかりのある青年3人が初のカヤック会社を立ち上げた。島の活性化とカヤックの魅力を広めるのが目的で、会社名は「オーカヤックス」。夏休みの特別企画として、子ども対象に無料体験会を実施する。3人は「多くの人に宮城島の素晴らしい自然の中でカヤックを体感してほしい」と参加を呼び掛けた。(中部報道部・大城志織)

「カヤックの魅力を広めていきたい」と意気込むオーカヤックスの(右から)アルジュ謙仁ハーカンさん、上原康太さん、宮城重隆さん=10日、うるま市宮城島

 立ち上げたのは、市勝連出身の上原康太さん(27)、沖縄市出身の宮城重隆さん(28)、宜野湾市出身のアルジュ謙仁ハーカンさん(27)。

 いずれも1989年生まれで、祖父が宮城島出身などで幼少期から島へ遊びに来ていた。出身はそれぞれ異なるが、友人の紹介などで知り合い、10年来の付き合いになる。8月、宮城島にオープンしたカフェ「エスパシオ」内に事務所を設置し、普段はカフェで働く。

 カヤック会社設立のきっかけは、子どもたちが自然と触れ合う機会が少なくなっていると感じたから。上原さんは「ゲームばかりで遊ぶのではなく、外に出て自然を体験してほしい」と強調する。

 子どもだけでなく「今の時代、心が疲れている人が多いと思う。自然のエネルギーに触れて、少しでも癒やされてもらえればうれしい」と話す。好きなカヤックを通して、多くの観光客を呼び込み、島の活性化につなげたい狙いもある。

 カヤックの特長は「手でこぐことで、エンジンを使わず環境を汚さないところ」(上原さん)。海に飛び出した瞬間、別世界に入ったような非日常感が味わえるのが魅力だという。

 宮城さんは「カヤックで浮きながら、海から普段いる陸の景色を眺めることができるのも面白い」。アルジュさんも「こつをつかめば、3歳から70歳のおじいちゃんまでこげる。年齢関係なく、一生を通して楽しめる」と白い歯を見せた。

 無料体験会は19、20、26、27日の午後1~3時。対象は小学1年から高校3年まで。先着順。

 問い合わせはオーカヤックスの上原さん、電話080(6497)7374(午前11時~午後7時)。