【堀江剛史通信員】ブラジル沖縄県人会・ブラジル沖縄文化センターの本年度定期総会が2月末、サンパウロ市の本部会館で開かれた。役員改選で、1期2年を務めた田場ジョルジ会長に代わり、副会長だった島袋栄喜氏(64)=沖縄市出身=が新会長に就任した。全44支部、5千人をまとめる。

島袋栄喜氏

 島袋氏は8歳のとき、家族7人で移住。サンパウロ市郊外で農業を営む両親を支えながら進学、電気工学を学んだ。石油公社ペトロブラスに30年勤務し定年退職したが、南西石油を買収した同社に請われる形で、アドバイザーとして東京、沖縄に赴いた。

 2011年の帰国後は県人会に積極的に参加、日本語書記や副会長も務めた。両語に強いことや温厚な人柄で慕われている。

 島袋氏は「これまではうちなー文化をいかに2、3世に継承するかに重きを置いてきたが、今後はブラジル社会に向けて発信していく必要がある」と意気込む。他国の沖縄系コミュニティーとも連携していく考えだという。

 来年に控えた「第6回ウチナーンチュ大会」の準備も進めており、「前回の1200人を超えるブラジルの仲間と沖縄へ帰りたい」と笑顔をみせた。