沖縄県北中城村安谷屋の駐車場造成工事現場で15日に積み石が崩落し、土木作業員の男性3人が死傷した事故で、県は16日、同工事について都市計画法が定める手続きに違反がなかったか調査を始めた。近く土地の所有者や設計者に事情を聴く方針。沖縄署と沖縄労働基準監督署は同日、現場を実況見分した。警察は業務上過失致死傷容疑を、労基署は労働安全衛生法違反の疑いを視野にそれぞれ調べを進めている。

実況見分で積み石を調べる捜査員=午前10時53分ごろ、北中城村安谷屋

 県によると、この工事に関して所有者から県に開発許可の申請は出ていない。現場は市街化調整区域。駐車場造成と一体化した建物の新築計画があれば、都市計画法に基づき県の許可が必要になる。県は「建物を建てるなら、(強度を保つために)石積みでは認められない。コンクリート擁壁を立てるのが一般的だろう」との見解を示した。

 請負業者によると、事故当時7メートルあった積み石の高さは、完成時には9メートルほどになる予定だったという。