沖縄市観光物産振興協会は、第62回沖縄全島エイサーまつり(9月15~17日)に合わせ、沖縄県内外の観光客を沖縄市内の民家で受け入れる「イベント民泊」を実施する。市内に宿泊してもらうことで地元飲食店などへ誘客し、消費効果を狙う。イベント民泊は県内では3例目となり、今回の受け入れ人数はこれまでで最大規模となる見通し。(政経部・平島夏実)

(資料写真)沖縄市

(資料写真)2016年の全島エイサーまつり=2016年8月26日、沖縄市・ゲート通り

(資料写真)沖縄市 (資料写真)2016年の全島エイサーまつり=2016年8月26日、沖縄市・ゲート通り

 イベント民泊は、2月にあった「広島東洋カープ セ・リーグ優勝パレードIN沖縄市」と、19~20日に開かれる第29回糸満ふるさと祭りで実施。広島カープのイベント民泊では民家3軒が受け入れを決めたが、利用実績は0人。糸満ふるさと祭りでは16日時点で民家8軒が手を挙げており、無料モニターとして10人が予約しているという。エイサーまつりは来場者数が多いため、受け入れ人数が膨らむ見通し。具体的な数値目標は今後詰める。

 アパートやマンションの一室、空き家などを有料で貸し出す民泊は、本来、旅館業法の許可が必要。住宅地では許可を得られない仕組みになっている。

 一方、「イベント民泊」は、旅館業法の許可がなくても期間限定で営業できるのが特徴。2015年6月に閣議決定された規制改革の一つで、行政がイベントを指定すれば実施できる。条例制定や国への届け出は不要となる。厚労省は(1)営業期間を限定していること(2)1個人当たりの受け入れを年1回にとどめること(3)イベント参加者用の宿泊施設が不足する見込みであること-などを条件としている。

 今回のイベント民泊では、営業期間を9月14日から最大5泊に限定。エイサーで約32万人が訪れることや、同時期に宜野湾市内で歌手の安室奈美恵さんのライブがあることから、市内の主要ホテル14軒はほぼ満室だという。

 受け入れ先は一戸建てのホームステイ型に限り、アパートやマンションを除く。各家庭での受け入れ人数は施設規模をみて判断する。料金は1人1泊4千円で調整する。イベント民泊の終了後は、民泊に関する新たな法律(住宅宿泊事業法)が来年施行されるまでの間、民泊受け入れ時には旅館業法の許可を取る必要があることも周知する。21日午後7時から、沖縄市役所で受け入れ民家向けの説明会を予定している。