沖縄地区税関は17日、県内からの果実(調整品や飲料は含まず)の輸出動向を発表した。2016年の輸出量は前年比88・4%増の34トン、輸出額は70・1%増の4500万円で、ともに過去最高を記録した。那覇空港の国際貨物ハブの活用で実績を伸ばし、11年と比べると、数量は約17倍、金額は約55倍となる。

 輸出量の国別のシェアは香港が63・4%、シンガポールが35・5%。金額シェアも香港が78・6%、シンガポールが20・7%で、同2カ国が大半を占めている。主な用途は小売り用や菓子製造用原材料という。

 輸出額の品目別内訳はイチゴや桃で全体の65・9%を占め、県産のパイナップル(生鮮・乾燥)は7・9%、冷凍果実は7・5%だった。パイナップルの輸出額は前年比約1・6倍の352万9千円、輸出量は約1・5倍の5・1トンで、ともに大きく伸びた。

 同地区税関によると、国際貨物ハブによって新鮮な食料品を近隣アジア諸国へ輸出できるようになったことや、アジア諸国で日本産果実の品質の高さが評価されていることなどから、業界は今後も堅調に推移すると期待。「今後は県産果実の需要を掘り起こすことで輸出の増加につなげたい」としている。