菅義偉官房長官は7日の会見で、名護市辺野古への新基地建設に関連し、繰り返し使ってきた「粛々」は一度も使わず「丁寧に」「適切に」とひたすら“低姿勢”で工事続行の意志を示した。長官は6日の会見で「粛々」との表現を封印すると宣言していた。

 中谷元・防衛相も会見で新基地建設を「堅実に」進めると新たな言葉を使い、官房長官の「粛々」を避ける考えに歩調を合わせた。

 菅氏は「申し合わせはしていない」と閣僚間での協議を否定しつつ「(翁長氏が)上から目線と感じるのであれば、そこは(本意と)違う」と気を使って見せた。

 ただ、山口俊一沖縄担当相が同日の会見で「粛々とやっていただければ」と発言。一瞬周囲は凍り付いたが、基地建設の話ではなく、翁長雄志知事と安倍晋三首相の会談の段取りについて出た言葉。

 野党関係者の一人は「くだらない言葉遊び。目線がどうではなく、沖縄の声を聞かない政府の姿勢こそが問題だ」と切って捨てた。