那覇空港を国際貨物ハブの拠点として活用するANA Cargo(岡田晃社長)が10月にも那覇と中国福建省のアモイ、フィリピンのマニラの2都市を結ぶ2路線を新設する。現在、那覇から週6便運航している中国広東省の広州路線を広州と国内の成田を結ぶ路線に切り替えることで那覇発着の路線を空け、新2路線に3便ずつ充てる。

新路線が加わるANAの国際貨物ネットワーク

 同社は2015年度内に貨物機2機を新たに投入する予定。アモイ、マニラ2路線に加えて16年度中にはさらに新路線を就航させる考えもある。ジャカルタやベトナム、中国内陸部などで運航可能か調査を進めていく。

 アモイは中国で最も早く経済特区に指定された都市の一つで、工業系の日本企業が多く進出しており、日本との貿易も活発だ。フィリピンでは電気機器や半導体など日本への輸出が伸びているほか、フィリピンに進出した日本の大手メーカーに部品供給を目的に進出を検討する企業が増えている。

 2路線が加わるとANAの国際貨物ネットワークは成田や羽田、中部、関西の国内4カ所と、ソウルや青島、上海、台北、香港、バンコク、シンガポール、アモイ、マニラの海外9都市を結ぶことになる。岡田社長は「沖縄ハブから飛行機で4時間圏内に20億人のマーケットがある。そこをつなげるビジネスをしていきたい。プラットホームを用意し、しっかり強化していきたい」と語った。