【糸満】ゴーヤー(にがうり)の新品種5種類を開発したと、南城市のフタバ種苗卸部(谷口潤一郎社長)と糸満市のグリーンショップユー(與那覇正人代表)が18日、沖縄県糸満市の栽培農家で発表した。突起を丸くすることで折れを防ぎ、県外販売など輸送上の課題に対応した品種で、収穫量も優れているという。

ゴーヤー新品種の(右から)「ハウス・アバシー」「夏の訪れ」「沖誉れ」を持つ谷口潤一郎さん(右)、與那覇正人さん(中央)、農家の山城辰彦さん=18日、糸満市

 フタバ、グリーンの2社と元県職員でゴーヤー開発に携わってきた坂本守章さんが2011年、研究に着手。暑さに強く炒め物に適した「夏の訪れ」、周年栽培できて短太系の「ハウス・アバシー」は既に出荷が始まっている。

 冬春期に向く「沖誉れ」、既存のアバシーに比べて果皮が濃緑色の「改良アバシー」、苦みをまろやかにした「サラダゴーヤー」も開発した。

 與那覇代表は「これまで以上に輸送に耐えられる品種ができた。これに満足せず、農家の意見を聞いて改良を加えたい」、谷口社長は「農家の立場で改良し、新品種に思いを込めた。良質な苗販売で農業に貢献したい」と話した。

 フタバなどによると、これまで県内で開発されたゴーヤーは「夏盛」「群星」など5品種で、民間での開発は初。JAおきなわを通して苗を購入することができ、来春発売予定の「夏の訪れ」以外は、全て販売が始まっている。