普天間基地西端の外人住宅が老人の住家であった。老人の名は前田静秋。『忘却の川』等で知られる詩人である。1989年に沖縄に移り住み、時折当方の古書店に顔を出した。氏は若い頃古書店を営み、その後日仏を股に掛けた「古書の背取(せど)り屋」として活躍した。

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