【石垣】防衛省が先島諸島に配備を計画している陸上自衛隊警備部隊の候補地について、日本共産党八重山郡委員会(石垣三雄委員長)は8日、防衛省の調査資料を分析し、石垣市内の七つの候補地が判明したと発表した。防衛省は調査資料で具体的な場所を示す語句を黒塗りで開示したが、同委員会は開示情報と基礎資料を付き合わし、場所を特定した。

石垣市の自衛隊基地候補地

 同委員会によると、候補地は(1)白保、宮良地区北側(2)旧石垣空港北側(3)屋良部半島西側(4)崎枝集落南側(5)新石垣空港北側(6)サッカーパークあかんま周辺(7)嵩田東~開南西地域の7カ所。

 調査資料では「生活圏の状況」の項目で、各候補地から空港と港の距離・方角を記載。同委員会は地図上で大まかな位置を特定し、候補地付近の情報として記載されている「県の特定植物群落」「エビ養殖場」「パラグライダーポイント」などを付き合わせた。

 同日、石垣委員長らは石垣市と防衛省に対し「配備に向けた調査を事前告知なく進め、秘密主義は到底容認できない」と批判し、配備計画の撤回を求める文書を送付した。

 市担当者は「防衛省から配備計画の説明は一切ない」と述べたが、石垣委員長は「国が着々と計画を進める中、地元自治体には状況を市民に伝える義務がある。説明なく知らないでは無責任だ」と指摘した。

 調査資料は2013年9月~14年3月に石垣市や宮古島市、竹富町、多良間村、奄美群島の候補地調査をまとめた。赤嶺政賢衆院議員が開示請求し、同委員会が分析した。