【東京】日本ジャーナリスト会議(JCJ)は19日、優れた報道を評価する本年度JCJ賞の贈賞式を都内で開き、沖縄タイムスの「高江・辺野古 新基地強行を問う報道」にJCJ賞を贈った。同賞は本年度60回の節目を迎えた。選考委員の柴田鉄治さんは講評で、リクルート事件報道などを顕彰してきた歴史を振り返り、「調査報道を育ててきた日本のピュリツァー賞」と紹介。本紙報道について「つぶせという声もあるようだが、県民の意志に添った素晴らしい報道を続けている」と評価した。

阿部岳記者(右)にJCJ賞の表彰状を贈る諌山修選考委員=19日、東京・プレスセンターホール(武馬怜子氏提供)

 本紙取材班を代表して北部報道部長の阿部岳記者が出席。表彰状とトロフィーを手渡した選考委員の諌山修さんは「瀬長亀次郎さんの時代から続いてきた基地撤去運動の歴史がこういう沖縄のジャーナリズムをつくった。沖縄のマスコミを代表して受け取ってほしい」と述べた。

 阿部記者は「高江は山奥の問題として封じ込められたまま『決着』してしまった。本土に全く伝わっていない感覚がある。辺野古ではそういうことがないように発信を続けていきたい」と述べた。