◆沖縄そば29杯完食を目指す物語です。

 前回の続きです。

 那覇市のまちぐゎー案内所・ゆっくるが発行する「ゆっくる新聞」と沖縄そば店のコラボ企画「沖縄そばスタンプラリー」に筆者が挑戦。29杯を食べ切って、沖縄そばじょーぐーに、私はなる!

 まずは、沖縄そばを6杯食べるともらえる「ゆっくる缶バッジ」を手に入れよう。「そばじょーぐー」を目指す私の最初の一里塚だ。

【4杯目】ご夫婦で切り盛りする人気店…「ニライカナイ食堂」

 人見知り胸キュン事件の熱冷めやらぬまま、次の店へ行かねばならない切なさを抱え、翌日(8月2日)は「ニライカナイ食堂」(平和通り)へ。毎度おなじみ、お昼時間はしっかり弁当を完食。「そばは別腹」と思い込み始めた自分が怖い…。

豚骨ベースで濃い味わいの「ニライカナイ食堂」
沖縄そば小とぜんざいの値段が同じで、心が揺らぐ

 午後3時前だが店内は観光客と地元客で満席。店外の道沿いの席に座る。ひっきりなしにぜんざいやアイスクリームの注文が続く。沖縄そば小が350円で、ぜんざいも同じ値段…。この暑さに「ぜんざい、ください!」と言いたいのをぐっとこらえて、そばを待つこと数分。おばちゃんが「食べ終わったら中まで持ってきてくださいね」と運んできてくれた。
 ニライカナイ食堂は前払い制、お水と食器の片付けはセルフサービスだ。ご夫婦で切り盛りされている様子で、ずっと忙しくて話は聞けない雰囲気。ここは食べることに集中しよう。

 店内には「ゆっくる新聞」を傍らに置いた、ライバルと思われるおばちゃんを発見。29杯完食を目指すからには、他の参加者の進捗(しんちょく)状況が気になる。ニライカナイ食堂はゆっくるのちょうど真向かいにある。「あと3杯食べて、あそこにバッジをもらいに行くのだ」とモチベーションをあげ、はふはふとそばをすする。

 沖縄そばは出汁が豚骨ベースで、実家に帰ったら食べる感じの家庭的なそば。私には少しあじくーたー(味が濃い)でした。

お品書きが貼られたパーテーション裏にテーブルがある

 無事完食し、お膳を下げながらスタンプをお願いしたところ、おじさんがほほ笑みながら、ラップで巻き巻きされたスタンプをていねいに押してくれた。その様子を後ろで注文を待っているおばさまがのぞいて、「スタンプやっているの? 楽しそうね」と話しかけてくる。「初めて会った人と会話を交わせるのもいいね」と思いながら店を後にした。

《筆者・たまきのそばデータ》
・店名:ニライカナイ食堂(那覇市牧志3-2-47、電話なし)
・メニュー:沖縄そば・小350円(2時間前に弁当を食べた私がちょっとがんばって完食というサイズ)
・雰囲気:店外席は、平和通りとの間に木製パーテーションがあるため、女性ひとりでも気にせず座れる。