沖縄ワタベウェディング(那覇市、小岸弘和社長)は20日、披露宴を盛り上げる新演出商品「メモリーアクト」を発売した。新郎新婦の幼少期のエピソードなどをオリジナルの台本に仕立て、披露宴でプロの役者が演じる。過去の記憶を鮮やかによみがえらせ感動を深めようと、県外では少なくとも3~4年前から商品化されていたが、県内では初めて。同社が県内の芸能プロダクション2社と共同開発した。

新婦の学生時代の思い出を当時の姿にふんして演じる役者(中央)=20日、エリスリーナ西原ヒルズガーデン

 メモリーアクトは、挙式の約2カ月前までに予約が必要。芸能プロダクションのスタッフが新郎新婦から両親との思い出話を聞き取り、台本化する。子ども時代、学生時代、社会人時代に分けて役者が登場し、台本に沿って演じる。新郎新婦が当時着ていた制服や使っていた思い出の小物を取り入れることで、記憶をより鮮やかに再現する。料金は、新郎または新婦のみの利用で16万2千円。2人分は21万6千円。発売から1年間は、沖縄ワタベが運営するエリスリーナ西原ヒルズガーデンでのみ提供する。

 20日に同施設であった商品発表会では、新婦の子ども時代を演じる役者が「お母さん知ってた? お父さんさ、帰りにイチゴみぞれおごってくれるの。お母さんには内緒だぞって」などと記憶の一場面を演じた後、新婦役が両親への手紙を読む演出を披露した。

 沖縄ワタベによると、これまで、県外から役者を呼んで披露宴の演出を頼んだ例があったという。新商品の県内発売で、新郎新婦への手軽なサービスの提供と、県内の役者の活躍の場の提供にもつながるとしている。