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  • 台湾の嘉新セメントが、豊見城市豊崎で複合商業施設を計画
  • 豊崎は沖縄県のMICE施設(国際会議などを行う施設)有力候補地
  • ホテルやショッピング施設も建設予定で、投資総額は約400億円

 台湾の大手セメントメーカー、嘉新水泥(嘉新セメント、台北市)が沖縄県のMICE施設(国際会議などを行う施設)の有力な建設候補地となっている豊見城市豊崎で、大型ホテルやショッピング施設などの複合型商業施設の建設を計画していることが11日、分かった。投資総額は約400億円を見込んでいる。同社子会社で開発を担う嘉新琉球開発(豊見城市)の大湾文子代表が沖縄タイムス社の取材に応じ、計画を明らかにした。

嘉新が計画するMICE施設を含む複合施設のイメージ

 MICE施設誘致の可否によって事業規模に変更が出る可能性があるとしながら、「沖縄と台湾は縁が深く、今後の発展にも期待ができる。豊崎を日本進出の第一歩として開発を進めたい」と意欲を示した。

 豊崎がMICE施設建設地に選定された場合は利用客の受け皿として、隣接地に400室規模のホテルや地下2階・地上8階建てのショッピング施設を建設。リゾートウエディング需要を見込み、豊崎美らSUNビーチに近い区域にチャペルの建設も計画している。

 同社は約2年前から豊崎への進出を考え、視察を重ねてきた。大湾代表は(1)空港が近い(2)目の前にビーチがある(3)アウトレットモールなどの商業施設が近隣にある-といった立地の良さを「最大の魅力」と強調した。大湾代表は県内事業者との新規事業の展開もあり得るとした上で、「現状はあくまで計画の段階。具体的な開発計画はMICE建設地決定の後になる」と語った。候補地は豊崎と与那原・西原町のマリンタウン東浜が有力視されている。

 同社は中国・台湾の6大セメントメーカーの一つ。県内では昨年6月、那覇市・国際通りの國映館跡と隣接地を買収、ホテルなどの建設を検討している。(久高愛)