沖縄市高原の自宅でNPO法人代表の女性(63)が刺殺された事件で、沖縄県警特別捜査本部は12日、重要参考人として行方を追っていた住所不定無職の少年(18)=本島中部出身=が、沖縄市内で起こした別の住居侵入と窃盗の疑いで、愛知県内で逮捕されたと発表した。窃盗現場の指紋が女性の自宅で発見された指紋と一致したことから、沖縄県警は殺害についても何らかの事情を知っているとみて、窃盗容疑を固めた上で調べを進める方針。

窃盗容疑などで愛知県で逮捕された18歳少年をブルーシートで覆い、車に乗せようとする県警捜査員=12日午後5時39分、那覇空港

 逮捕容疑は6日午後7時ごろから8日同8時ごろまでの間、沖縄市内の建設作業員男性(42)の住宅に無施錠の箇所から侵入し、寝室から現金約4万5千円などを盗んだ疑い。容疑を認めているという。少年の身柄は12日、愛知県から沖縄署に移された。13日に那覇地検沖縄支部へ送致する。

 県警によると、窃盗の現場は女性の自宅から直線距離で約700メートル。いずれの住宅でも採取された指紋などの鑑識資料が少年と一致したことから、女性殺害の重要参考人に浮上した。一方、2人の関係について、県警は「今までの捜査では、面識はないとみている」としている。