9秒でまるわかり!

  • 沖縄の料理「チーイリチャー」で使う豚の血、出荷が停止されていた
  • 冷蔵庫新設や温度管理徹底などの対策を講じ、八重山で出荷が再開
  • 本島で血を出荷する施設も、年内の再開やHACCP認証を目指す

 血を固めて炒める沖縄の郷土料理「チーイリチャー」などで使用される豚やヤギの血が、国の衛生基準を満たさないとして、八重山食肉センターからの出荷が停止されていた件で、衛生対策を進めた同センターは21日から出荷を再開した。同様に豚の血が出荷停止となっていた名護市食肉センターも、年内の再開を目指し、作業手順の改善を進めている。

(資料写真)沖縄の郷土料理・チーイリチャー

 八重山食肉センターでは6月に県八重山保健所の行政指導を受け、出荷を停止。その後、採取した血を専門に保存する冷蔵庫を新設し、温度管理を徹底するなど、再出荷に向け対策を講じてきた。その結果、保健所は14日付で再開を認める通知を出した。

 担当者は「八重山では牛汁やヤギ汁でコクを出すために豚の血を使うこともある。取扱量は多くないが、出荷再開に、販売業者からは安堵(あんど)の声が挙がっている」と語った。

 沖縄本島内で唯一、豚の血を出荷してきた名護市食肉センターでも、県の指導を受けながらナイフを刺す豚の喉の毛ぞり、消毒や採取した血の冷却など作業手順を見直している。食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の認証を受けたい考え。

 センターを管理運営する県北部食肉協業組合の上原守理事長は「手間がかかるため出荷量は従来の半分以下になってしまうが、近く再開できるよう努力したい」と話した。