国連教育科学文化機関(ユネスコ)が消滅の危機にあると認定した国内の8言語・方言の関係者が一堂に会し、継承への取り組みなどを話し合う危機言語・方言サミットが、9月18日のしまくとぅばの日に那覇市で開催される。文化庁が主催し、沖縄県が実施に向け作業を進める。県は「8言語中、5言語が沖縄県内で、開催はとても意義がある。世界的にも注目されるのでは」と話している。

 サミットは昨年12月、同じく消滅危機言語と指摘された東京都八丈町で初めて開催された。

 県はサミットの具体的な進め方について、4月から文化庁と調整し、県内の研究者らの意見を聞く。しまくとぅば継承の機運を高める県民大会はサミット翌日の9月19日に開催。サミットに参加した研究者らに沖縄の取り組みを見てもらう考えだ。県の担当者は「県民大会と連動させることで、相乗効果も生まれる」と期待する。

 文化庁文化部国語課は「国としても継承の大切さをアピールし、後押ししたい。各地とのネットワークができれば、新しいアイデアも生まれるのでは」と期待を込める。さらに「県民に広く言葉の大切さに気付いてもらい、違う言葉と触れ合う機会になれば」と話している。

 文化庁内には、ユネスコから認定を受けた8地域を一巡する形で、サミットを継続開催していく構想もあるという。昨年初めて開かれた八丈町でのサミットには沖縄(本島中南部)、宮古、八重山、与那国など8地域すべての文化協会などが参加。関係者からは、大会の継続を求める声が上がっていた。(内間健)