【東京】名護市辺野古で進められている新基地建設を止めようと、「辺野古の海を守る緊急シンポジウム」が14日、国会内で開催された。日本自然保護協会の主催。

 ジュゴンの生態に詳しい同協会自然保護部主任の安部真理子さんは「昨年8月以降の海上作業以降、大浦湾のジュゴンのはみ跡が確認されていない。ジュゴンが餌場を放棄したと考えられる」と作業の影響を指摘。政府の環境監視等委員会については「事業ありきで、適切に機能しておらず、環境保全の担保になっていない」と批判した。

 また、大量の埋め立て土砂について、調達予定地である鹿児島・奄美から参加した「自然と文化を守る奄美会議」副代表の原井一郎さんは、島内の採石地での作業が活発化しているといい、「辺野古埋め立てに向けた準備が進んでいるのでは」と報告。採掘場などの写真を紹介した。

 さらに、大規模な採石などで赤土流出や生活道路への落石被害があるとし「島で生きていかなければならない人間として、声を出し続けないといけない」と、島の地形をも変える大規模な作業に危機感を示した。