熊本地震で大きな被害を受けた熊本城を陶器で制作した那覇市の陶芸家・安岡東生さん(56)が、作品を熊本に寄贈する前に沖縄県内で展覧会を開く。

陶器の熊本城展示会への来場を呼び掛ける安岡東生さん(右)、安岡薫さん=沖縄タイムス社

 陶器の熊本城は370分の1に縮尺し、幅約1メートル、高さ約60センチ。構造から石垣の石一つ一つまで精密に組み上げ、約50日かけて完成させた。

 昨年、安岡さん夫妻が営む茶房を訪れた熊本県の観光客から地震の被害を聞き、「被災地を励まそう」と制作を決意。

 クラウドファンディングで資金提供を呼び掛けて作り始めたが、土台が完成間近で崩れるなど、何度もトラブルに見舞われた。

 全体を3つのパーツに分けるなど工夫をこらして完成。9月中旬には熊本市の保育所に寄贈する。

 県内の展覧会では、陶器のエイサー隊や琉球舞踊団など約200体が「くまモン」の案内で城を見学するという設定で展示する。

 展覧会は26、27の両日、南城市佐敷のユインチホテル南城内「祝言」で。午前10時~午後7時。入場無料。