【名護】新基地建設に向けたボーリング調査が進む名護市辺野古の海上で15日、海上保安官が抗議行動のため作業現場に近づいた市民らを「犯罪者」と呼び、立ち退きを指示した。反論するため巡視艇に接近した市民らの船のほか周辺のカヌーが拘束され、一時騒然となった。第11管区海上保安本部は、沖縄タイムスの取材に「その事実は確認していない。犯罪になりますよとは言っているが、それを勘違いしたのではないか」と答えた。

抗議する市民の船に乗り込む海上保安官=15日、名護市辺野古の海上

 午後1時40分ごろ、海上保安官が臨時制限区域付近で抗議していた市民に外海へ出るよう促す際、ハンドマイクを使って「犯罪者」と発言した。周辺にいた船やカヌーに乗っていた市民複数人が発言を聞いていた。

 市民らは「いくら何でもその言い方はないのではないか」と批判。「抗議をしているんであって、犯罪者ではない」と反論した。市民らの船やカヌーは午後の抗議中に2回、海保に拘束されたが、辺野古漁港で解放された。