【今帰仁】琉球王家に伝わる宝刀の一つ、国宝の剣「千代金丸(ちよがねまる)」のレプリカが完成し、17日から今帰仁村歴史文化センターで展示される。北山王の攀安知(はんあんち)が愛用した剣だが、国宝は那覇市歴史博物館の所蔵。村や同センターはレプリカを観光の目玉にしようと、2014年度一括交付金約1千万円を使った。

 1416年に今帰仁城の北山王が中山の尚巴志に攻め滅ぼされた際、北山王は剣が北山を守りきれなかったことに怒り、日ごろ崇拝していた霊石を切りつけたとされる。

 レプリカは、金と銅で作られたこしらえ(外装)=写真手前=が長さ91・2センチ、重さ850グラム。刀=同奥=は長さ82・2センチ、重さ390グラム。東京、神奈川、長野の刀職人が手掛けたため、随意契約では異例の事業費という。

 16日に、展示に先駆けてレプリカを観覧した與那嶺幸人村長は「千代金丸が今帰仁城に戻ってくるのは感慨深い」と話す。同センターの仲原弘哲館長は「600年ぶりの里帰り。観光の目玉にしていきたい」と期待した。4月の開館時間は午前8時~午後6時。