沖縄空手

空手で鋼の肉体づくり 伝統の稽古、厳しくも連綿と【道場めぐり・18】

2017年8月27日 16:01

■上地流那覇南修武館 島袋春吉館長

門下生たちを指導する島袋春吉館長(左)=21日、那覇市樋川の上地流那覇南修武館(金城健太撮影)

 「バチン、バチン」と体を強くたたく音が響く。上地流宗家の支部・那覇南修武館では、島袋春吉館長(62)が弟子たちに鋼の肉体を身に付けさせるため、厳しい稽古を課している。

 上地流の組手の激しさを目の当たりにし、20歳で他の流派から移ってきた。「型も大事だけど、強くなるには体を鍛えないと」。島袋館長がかつて先達から受けたように、両手に甕(かめ)を持たせた状態やサンチン(三戦)の途中で、遠慮なく突きや蹴りを入れる。

 特に熱い指導を受けているのは三男の太希さん(25)。物心ついた時から鍛錬したおかげで、巻藁(まきわら)の藁を外したむき出しの角材を、全力で蹴ることができるようになった。

 島袋館長が「沖縄の伝統文化を子々孫々守ることが使命」と言えば、後継者の息子は「今よりも、さらに活気ある道場にしていきたい」。上地流ならではの激しい稽古の伝統は、連綿と続く。(運動部・當山学)

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