【ルイス高江洲佳代子通信員】アメリカは言語、生活習慣の異なるバックグラウンドを持つ人々が集まる国。そのため各教育委員会や市、教会などは多文化共生を理念に、文化交流のイベントを積極的に提供する。アトランタ沖縄県人会員も地域交流の奉仕活動として、沖縄の伝統や観光を広める。口コミやインターネットで知ったなどと演舞や観光紹介の依頼も年々増えている。

「日本祭り」で沖縄観光誘致資料を配布し、ポーズをとる(左から)西野ゆかり、新垣こずえ、宮城かをりさん=アトランタ郊外のグネットセンター

 アトランタ沖縄県人会はサクラ祭りやハナミズキ祭り、日本祭り、日本庭園、空手大会、ハーリー、音楽の祭典、学校・大学訪問など、アトランタの日系組織や米企業主催のイベントにも協力している。沖縄の伝統芸能や衣装、音楽、楽器(三線、太鼓)のリズム、観光誘致の資料は観客からの反応がいい。

 多くの街の恒例の文化行事に地元の沖縄系、沖縄体験者や沖縄ファンも寄ってきて、声を掛け合い、交流の場にもなっている。

 県人会副会長の宮城かをりさん(49)=与那原出身、書記の新垣こずえさん(41)=北中城出身、会計補佐の西野ゆかりさん(43)=うるま市出身=たちは、多くの会員とともに沖縄を紹介する場で活躍している。

 3人は子育て、仕事をしながら、会の親睦会の企画も手伝う。週末はエイサー隊の仲間と舞踊のメンバーも誘い、パフォーマンスで出掛ける日も多い。

 宮城さんは「遠いアメリカで沖縄のエイサーや踊りが見られるなんて、素晴らしい」と話す。

 沖縄ファンからは「沖縄は素晴らしい島」と声を掛けられることもあり、元気がもらえるので忙しくても張り合いがあるという。

 また、「アメリカの南東部に沖縄の認知度(プレゼンス)が高められているので沖縄のPRができることを誇りに思う」と話した。