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  • 沖縄防衛局は、辺野古埋め立て工事6件を415億円で契約した
  • 区域外周に沿った護岸新設など1300メートルを整備する
  • 最初の本体工事として、防衛相は夏にも着手する意向

 名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は埋め立て区域の外周に沿った護岸の新設など6件の工事を計415億3千万円で業者と契約し、19日までに公表した。中谷元防衛相は、海底ボーリング調査を6月末までに終え、実施設計に反映し「準備が整えば、夏にも埋め立て工事の過程に着手したい」との考えを示している。

防衛局と業者が契約した工事6件

 現在の海上作業は、掘削を伴う海底地盤の強度や環境影響評価後の生態系の変化などの調査が目的で、防衛局が県に提出した埋め立て承認申請書に基づく工事には着手していない。今回の6件は、防衛局が埋め立て本体工事の最初の手続きとして入札公告し、業者との契約を結んだ。

 今回契約した工事では傾斜堤護岸約320メートル、二重締切護岸約550メートル、ケーソン2工区で計430メートルの計1300メートルを整備する予定。埋め立て区域の外周全体約4900メートルのうち約27%を占める。

 工事と契約額は、ケーソン新設の1工区が五洋建設など3社の共同企業体(JV)と約141億5千万円。2工区は東亜建設工業など3社のJVと約18億4千万円、傾斜堤護岸新設は東洋建設など3社のJVと約9億8千万円。

 ほか、二重締切護岸新設は前田建設工業など3社のJVと約79億6千万円、中仕切岸壁新設は大成建設など3社のJVと約157億6千万円、汚濁防止膜等工事は大成建設など2社のJVと約8億4千万円で2月20日までに開札し、業者と契約を結んだ。

 中仕切岸壁新設などにはケーソンの仮置き場にする目的で、大浦湾に2カ所で計3800平方メートルの「海上ヤード」を整備する工事も含まれている。

 中仕切岸壁新設は、昨年11月に契約した中仕切護岸新設1工区(仲本工業、約2億9千万円)と2工区(仲程土建、約3億7千万円)の3本で、キャンプ・シュワブの海岸を「コの字形」に囲み、作業船から土砂などを陸揚げする際の工事用岸壁として使用する。

 ケーソンは別の場所で製作、運搬し、海上ヤードに仮置き後、設置する計画になっている。