【台北市で浦崎直己】嘉新水泥(嘉新セメント)の顧問で嘉新琉球開発の馬述康社長が19日、翁長雄志知事との会食に出席後、報道陣の取材に応じ、那覇市松尾の國映館跡地周辺や豊見城市豊崎で沖縄県内に進出し、複合施設を建設する開発計画を明言した。馬社長が計画を明らかにし意欲を示すのは初めて。

沖縄進出の狙いについて語る嘉新琉球開発の馬述康社長=19日、台北市・君品酒店

 馬社長は「今の沖縄の観光業は特に国際化されているとは思わない。(嘉新は)国際基準のノウハウを沖縄に持っていくことができる」と沖縄進出の狙いを語った。

 國映館跡地周辺のホテル開発については(1)高級感を体感できる五つ星以上(2)ユニークで斬新な沖縄文化と融合-と紹介。外国人観光客に対応し、台湾内の14ホテルとイタリアで経営する4ホテルの運営で培ったノウハウを生かす考えを強調した。

 豊見城市豊崎では、国際会議などを開く県のMICE施設の建設計画を踏まえ開発すると説明。MICEが豊崎に決まった際、県と協議し、ホテルや商業施設などを一体的に進める。MICEが誘致できない場合でも計画内容を変更し、ホテルと複合施設の開発を進める考え。

 馬社長は「施設の大きさではなくソフト面が大切」と指摘。ホテルや飲食のサービス、同行する家族が楽しめるエンターテインメントの提供などの必要性を挙げ、「嘉新の国際的なノウハウでMICE全体で成功できると信じている」と語った。